補助金申請の不採択の先

補助金申請は、その業界の専門家の事業主と申請書を作成する専門家の2人が協調することで成立します。申請書を作成する専門家は、事業主がなぜ補助金申請をしたいか、その意図を汲み取ることができないと、申請の裏側に隠れた、事業主の思いに寄り添うことは出来ません。寄り添うことで、補助金申請を通じて、事業主が達成したいこと(解決したい課題)を明確にしていくことが、補助金申請にあたって重要であり、採択されなくても、その達成したいことを行うことが事業主にとっては必要なことです。

仮に補助金申請が不採択となっても、それはたまたま補助金申請の趣旨(行政側の意向)と合致しなかっただけで、事業そのものが否定されたことではありません。不採択の決定となっても、それに一喜一憂されず、何が成し遂げたかったのか、それが優先順位としていつ頃どのように行うことかを見直すだけのことに過ぎないと存じます。補助金申請書作成の専門家の中小企業診断士は、そこに思いを馳せることが大事ではないかと存じます。

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