事業承継、M&Aで一番大事なもの(価値あるもの)
私が事業承継やM&Aでいつも思うことは、継承する事業又は会社の社員を大事にすることです。
社員はお客様と繋がっています。製造工場では技術や製品を通じてお客様(発注先、直接の顧客等)と繋がり、サービス業ではサービス提供を通じた信頼関係でお客様と直接繋がっています。その為、社員の声に耳を傾けることは、社員の不安等を取り除くことになり、お客様に影響を与えることなく、スムーズに顧客(売上)を引き継ぐことができます。事業承継やM&Aでは、目に見える資産価値に目が向きがちですが、目に見えない資産価値こそ、今後の経営に大きく影響を与えることになります。
その為、事業承継やM&Aをお考えの承継者は、決算書と同じくらい、社員とお客様に目を向けることが重要です。その為、早めに、社員面談をすることは重要です。 中小企業診断士 三井紀幸